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ラノベ天狗棍棒 補遺

 

 

「AだけどAじゃないという」弁はAを扱き下ろす弁にはならない。

ただし「お前にAの何が分かるんだ!」ってクソリプ批判はつきまとう。

両者は似ているようでいて、言いたいことは全く別である。

前述の「お前にラノベのなにがわかる!」って意見、自分あてのリプライでも届いたしまとめコメにもブコメにもtwitterにも相当数いる。逆に「お前に俺のなにがわかる!」って返したい

 

 

 

だから実際に現状をみろよ

コメントなんてほとんどネガ一色じゃねえか

ツイートをまとめた時点でそれは個々ではなくまとめた全体として判断されるんだよ

読んだ人がそれぞれ個別に判断しろなんていう屁理屈は通らねえんだよ

 

ラノベ天狗棍棒

好きな作品のアニメ化に喜ぶファンたちを晒して喜ぶ愉快なまとめがあったのでご報告します。

 

togetter.com

 

 

一部にラノベsageしてる雑ツイート混ざってるけど全体的に見ればファンが喜んでいるだけの何が悪いの? 何が駄目なの? 何が可笑しいの? 何が笑えるの?

たしかにキノage他ラノベsageしている人もなかにはいるから、そういう人に対して雑なラノベ語りしてんじゃねえよおらおらしねしねって呪詛吐くのはかまわないけど、このまとめの趣旨ってそうじゃないよね?

時雨沢恵一ライトノベルキノの旅 -the Beautiful World-』の二度目のテレビアニメ化決定を受けて、他のラノベ・最近のラノベとの違いが話題になっていたのでまとめました。 

 他のラノベと違うって話題がおかしいの? 他のラノベと違うと思ってはいけないの? 個人の感想をツイートしてはいけないの?

ラノベだけどラノベじゃない」いいじゃんそう思ったんなら。その人がラノベっぽくないと思ったのなら胸を張ってそういえばいい。別に誰かを害しているわけでもなし。

個人的にラノベだけどラノベじゃない」って発言は相当頭悪い言い回しだと思うけどいいじゃん。頭悪くても。変に言葉練り回すより、多少頭悪い言い方のほうが言いたいこと伝わることだってあるわけで。

 

ラノベだけどラノベじゃないラノベ!?『キノの旅』が再アニメ化! - Togetterまとめ

作者が痛いと読者も痛い3大ライトノベルキノされ龍ログホラ

2017/03/13 14:04


なにが痛いの?

作者と読者に関係あるの?

 

ラノベだけどラノベじゃないラノベ!?『キノの旅』が再アニメ化! - Togetterまとめ

通ぶってる感じが笑える

2017/03/13 14:32

通ぶっちゃ駄目なの?

好きな作品持ち上げると通ぶってみえるの?

 

 

邪気のない感想さらして通ぶってるのはおまえらじゃねえのかよ

良いも悪いも全部一緒にまとめて人を笑うのやめろ

「巨獣討伐RPG コロッサルハンター」オンラインセッション用非公式キャラクターシート

巨獣討伐RPG コロッサルハンター

 

すでに他所で素晴らしいキャラクターシートが公開されていますが、せっかく自作したので公開します。

現時点で未プレイ。たぶん間違えている箇所がある気がするのでなにかお気づきの点がありましたらコメントなりtwitterなりで指摘していただければ幸いです。


以下に書く使い方などによく目を通してからお使いください。

続きを読む

原作がラノベであるかどうかは関係ない

いまさら翼といわれても

d.hatena.ne.jp

古典部〉シリーズがラノベじゃないと思う人がいてもラノベだと思う人がいても別にいいんだけど
ラノベじゃないからラノベのように実写化で騒ぐのはおかしい」という主張はおかしい

一理もなにもない。

 

 

原作が小説だろうと漫画だろうとラノベだろうと、何度アニメ化してようと実写化してようと、読者のなかにはそれぞれのイメージがあるはずで、それを壊されたことにショックを感じるのは当然だろう。すべてのメディアミックスが読者のイメージ通りならそれはすごく幸せなことだが、残念ながらそういう作品のほうが稀であるし、原作のイメージを打ち壊すような戦略が立てられることすらあるのだ。小説の実写化で原作ファンが苦言を呈する例なぞ枚挙に遑がない。

 

古典部〉シリーズのようにメディアミックスのイメージが原作でのイメージ以上に認知を得ることも多い。そうした作品は、他のメディアミックスをする時、それがどれだけ原作のイメージに近づけようとしていても、非難の声にさらされることがある。

人種問題が絡んでいるから難しい例ではあるが、ハリポタは原作→実写→舞台というメディアミックスで大きな論争に。人種の話は置いておいて、最初の実写のイメージが強すぎるので次にどんなキャストにしても反感を抱かれるのは避けられないのではないかと思う。

日本の実写化の例。アルジャーノンの二度目の実写化はユースケのイメージが強すぎるっていってた人が多かったように思うが、そもそも一度目の時点で実写化反対の声も多かった。

 

 

開ける前は鬼が出るか蛇が出るか不安に思う声があがるも、実際に蓋を開けてみれば好演で、元のイメージともそぐわなくてなんてこともある。やいのやいの騒げるのは今のうちだろう。騒げるうちに騒げるだけ騒ぐのがよいのではないかと思う。実写キャストがイメージと違うという声も、いままでのイメージと違うという声も等しくファンの意見でありおかしさはなにも感じない。

 

あわせてよみたい


『バビロン2』絶望の話

 

バビロン 2 ―死― (講談社タイガ)

バビロン 2 ―死― (講談社タイガ)

 

 

1巻のレビューは他サイトで

https://shimirubon.jp/reviews/1674379

 

 

続きを読む

ラノベ編集者のピンフちゃん

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背景はおそらくフリー素材



さて、以下雑記

今年もコミケ一般参加します
というかしてます
今年は15日あたりまで東京にいるので用があればTwitterでリプライやらDMどうぞ

そしてラノベオフ参加します


最近の記事というか更新頻度見ればわかるようにラノベの人というよりはTRPGの人となりつつあるけどラノベオフは貴重な情報交換の場でもあるのでしっかり参加していきたい
ラノベオフ会場でおすすめされたものはわりと読むので最近の新作をおすすめしてくれる人の参加が待たれる

語りたいことがないというわけでもない

  • 石川博品新作がやっぱり石川博品だった話
  • 今年の電撃大賞ぶっちゃけどうなの?
  • 三木なんとかって人について
  • 森橋ビンゴゆるさねえ
  • ボカロ小説の今後の展開とか
  • kindle読み放題みんな使ってる?
  • ゴブスレとTRPG
  • すべてのweb小説の作者と編集者に言いたいたった一つのこと

などなど記事にする予定で結局書かなかったネタ含みいろいろ話したいことがあるので参加者のみなさんはいろいろ話しましょう
今回は個人的にいろいろ聞きたい人も参加してるのでコミケ二日目が楽しみである
飛び入り参加も歓迎だそうなので、当日時間が空いている人は主催者のくろみーさんに要連絡

それでは各位楽しいc90を

『この恋と、その未来。』森橋ビンゴは「一般向け」なのか?

この恋と、その未来。 -一年目 夏秋- (ファミ通文庫)

この恋と、その未来。 -一年目 冬- (ファミ通文庫)

 

ここ数日森橋ビンゴ作品は一般向けだからラノベ読者受けしない」みたいな言説が散見されるが、みんなに内緒で女の子と同性生活っていう思春期男子の股間に豪速球ドストレートな設定が読者からカテエラ判定されると思えないのだけど、その他のビンゴ作品にしても、この森橋ビンゴという作家は若者の繊細な感情の揺れ動きと思春期男子の股間の揺れ動きに関しては他の追随を許さぬ迫真の描写を続けてきて、それが評価されてきたんじゃないのか。イマイチ人気が出ない理由はいろいろあるのだろうけど、カテエラだからというのは大きな理由ではないと思う。

 

じゃあカテエラじゃないのに人気でないってなんなんだよとはなるだろうが、森橋ビンゴ作品は人に勧めづらいというのが原因の一つとしてあるんじゃないかと思う。

自分も森橋ビンゴ作品好きで、常々他人におすすめしてきたわけだけれども、どうも言葉を濁し気味にしてしまう部分があって、特に今回読んだ『この恋と、その未来。』2,3巻にはそういった部分が凝縮されていたように感じる。

 

この恋と、その未来。』2,3巻では、主人公のイヤな部分を徹底的に見せつけられる。一応、未来のことやまわりのみんなのことをちゃんと考えて行動しているような描かれ方をしているが、実際こいつ自分のことしか考えてないよね。周りの友達どころかヒロインである未来の姿まで見えていない。盲目状態。やることは全部から回っていくしなあなあを嫌ってなのか、あえて未来と距離を取る選択をしつづける一人相撲。俺はあいつのことを想って、ゆえに苦悩している――スイーツ(笑)。本当に頭の中が全部糖で出来ているんじゃないかってくらいの自己完結型恋愛脳で吐き気を感じるレベルのゴミクズ主人公っぷりである。

いやまあ散々貶したけど、一人の女の子のために頭抱えて悩んで意味不明な所業を始めるというのは思春期男子の行動描写としてはかなりリアリティあるし、そういう暴走気味なところもありながら前進してくれればそれはそれでよかったのだが、この主人公はどこまでも煮え切らない。

自分にクズの自覚があるなら直せばいい、直せないなら開き直ればいい。そんなスタイルならばまだ肯定できるし、共感もし得たが、この主人公は――というかこの森橋ビンゴという作家は、自らの欠点にある程度自覚的でありながら、それを改めたり視点を変えたりはせず、欠点のある自分をそのまま誰かに肯定してほしいという甘えがある。

要するに自分を自分が肯定できないから、誰かに肯定してほしいというお子様な承認欲求が隠しきれていないのだ。そういった思考が行動に出ているからどうにもガキっぽいし読んでいて気持よくない。かえって胸糞悪い。難しい恋だってわかっているのならさっさとどうするか決めてしまえばいいのにうだうだうだうだ3巻もかけやがって。

結局この作品が描いているのは性同一性障害の女の子と男の子の難しい恋愛」ではなく「性同一性障害の女の子を好きになってしまったこの俺の苦悩」なので、正直この巻まででも性同一性障害という題材を上手く扱えているとは言いがたいし、「ヒロインは性同一性障害の女の子」というキャッチから内容が気持ち悪い方向に乖離しすぎていて、人に勧めづらい。というか勧めるのがめんどうくさい。「いいから黙って読め」といえるような作品ではない。

 

しかし、この主人公の気持ち悪さはこの作品の確かな魅力でもある。だって、実際に中高生男子って気持ち悪いもん。同意も肯定も共感もしないけど、この思春期男子の気持ち悪さのリアリティ具合は他の作品で読めるものではない。ゆえに自分は森橋ビンゴ作品の主人公が吐き気を催すほど嫌いだが、森橋ビンゴ作品は大大大大大好きマジ愛しているのである。

誰だってみんな承認されたいに決まってるじゃんか。少しは他人のこと考えろバーカバーカ!

勝手に承認されろクズ!!