主ラノ^0^/ ライトノベル専門情報サイト

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ライトノベル

ラノベ作家は暴走していたのか

新人ラノベ作家が暴走したと聞いて、とうとう電撃小説大賞を受賞しラノベ作家デビューがきまったうーぱーさん(id:iris6462)のステマが発覚したのかと思ったらそんなことはなくて安心しました。電撃文庫はなにかとステマしたとかどうだって風評被害を受けてい…

ライトノベル原作のボードゲームについて

偶然の重なりかなんでか知らないけど、ライトノベル原作のボードゲームが立て続けに発売されるという事態が発生したので紹介をしましょうか サクラダリセットカードゲーム サクラダリセット カードゲーム 出版社/メーカー: cosaic 発売日: 2017/05/11 メディ…

ラノベの流行の変遷とか雑に書きかけ

うおおおおおおおラノベ歴史警察の出動だあああああああああああああああ 大筋間違えてないし言わんとしていることはわかるけどちょっと気になるところが大盛り山盛りてんこ盛りなので重箱の角にエビフライどーん!! まずファンタジーから現代モノへの変遷…

ラノベ天狗棍棒

好きな作品のアニメ化に喜ぶファンたちを晒して喜ぶ愉快なまとめがあったのでご報告します。 togetter.com 一部にラノベsageしてる雑ツイート混ざってるけど全体的に見ればファンが喜んでいるだけの何が悪いの? 何が駄目なの? 何が可笑しいの? 何が笑える…

原作がラノベであるかどうかは関係ない

d.hatena.ne.jp 〈古典部〉シリーズがラノベじゃないと思う人がいてもラノベだと思う人がいても別にいいんだけど「ラノベじゃないからラノベのように実写化で騒ぐのはおかしい」という主張はおかしい 一理もなにもない。 原作が小説だろうと漫画だろうとラノ…

『バビロン2』絶望の話

バビロン 2 ―死― (講談社タイガ) 作者: 野崎まど 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/07/20 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る 1巻のレビューは他サイトで https://shimirubon.jp/reviews/1674379

『この恋と、その未来。』森橋ビンゴは「一般向け」なのか?

ここ数日「森橋ビンゴ作品は一般向けだからラノベ読者受けしない」みたいな言説が散見されるが、みんなに内緒で女の子と同性生活っていう思春期男子の股間に豪速球ドストレートな設定が読者からカテエラ判定されると思えないのだけど、その他のビンゴ作品に…

ドヤ顔で推理を披露しないと野村美月作品の主人公になれないのか『下読み男子と投稿女子』

この話こそ、バトルもダンジョンもない優しくて温かい日常的な話でよかったんじゃないのか? 下読みの男の子とラノベを書く女の子が出会って、多くの壁にぶつかりながらも一緒に作品を完成させていく。そういう話じゃ駄目なのか? 自分はこのお話に敵が必要…

『東京レイヴンズ』と『織田信奈の野望』のパチンコ化が発表

だいぶ前から噂されていた2作のパチンコ化が最近発表された。 www.fujimarukun.co.jp www.nishijin.co.jp 『CR東京レイヴンズ』を手掛ける藤商事は『CR緋弾のアリア』『パチスロ 緋弾のアリア』を手がけた藤商事。 『CR織田信奈の野望』を手掛ける西陣はなぜ…

『ただし少女はレベル99』そしてレベル1の僕ら

汀こるもののレベルシリーズ(?)の1巻。 中学生の出屋敷市子は不可能を可能にする女だ。すごい超能力?というか魔法を使える。頭のネジもぶっとんでる。何考えてるか判んない。地味。根暗。異分子。 ゆえに出屋敷市子はいじめられる。しかしそのいじめすら…

このタイトルはなんでしょう?「○○○○○○○○殺人事件」

史上初のタイトルあてミステリ。 小説で最も大切であるタイトルを隠しているその性質上、本書の内容に関しては何を語ってもネタバレになる。 しかたないので表紙のデザインについてでも語ろうか。 赤髪のヒロインと真っ青な背景にピンク縁のタイトル。うーん…

登場人物全員頭が悪い「世界寿命と最初の七日間」

同名楽曲のノベライズなのだけれども、楽曲の歌詞をそのまま10倍くらい綿棒で薄くぺらっぺらになるまで引き伸ばして何の味付けもせずに仕上げたような内容でした。素材の自然のままの味をお楽しみください……ただし生肉!!みたいなっ。 日々鬱屈とした日々を…

バス事故で死んだ24人の高校生と、生き残った2人の物語『テルミー』

何の因果か、運命のいたずらか、事故にあったバスに乗車していた高校生で唯一の生き残りである鬼塚輝美に、死んだ24人の魂が憑依した。 もう一人、バスに乗らなかったことにより生き残った灰吹清隆と共に、死んだ24人の“最後の願い”を叶えていく。 この物語…

ライトノベルのアニメ化は破綻しているのか?

ライトノベルのアニメ化はそもそもが破綻してるような気がしてきた。 | AniSosa 今まで色々なライトノベルがアニメ化されてきました。しかし、その中でアニメ業界を代表するような作品はほとんど無かったと思います。放送中の反応は大きくても、放送終了時に…

『キノの旅 XIX the Beautiful World』の「プロローグ」と「エピローグ」について

「キノの旅」というシリーズは連作短編なわけだけど、その各巻での印象の大部分を占めるのは「プロローグ」と「エピローグ」だと思っている。 他に印象的な話がないわけではないが、読んでから時間が経ち、後々になって特定の巻を振り返るときに自分は「そう…

密室の中で繁栄する〔少女庭国〕

久しぶりにやばい本を読んでしまったので全力でシェアさせていただきたい。 まずあらすじを引用する。 卒業式会場の講堂へと続く狭い通路を歩いていた中3の仁科羊歯子は、気づくと暗い部屋に寝ていた。隣に続くドアには、こんな貼り紙が。卒業生各位。下記の…

聞いてみた。「ラノベのしわざ」にされる理由

kazenotori.hatenablog.com 先日知り合いと会話してたら、ふとした折にちょうど「それラノベみたい!」ということを言われた。ラノベの認識自体人によって様々だし知らない人に同じことを言われても気にせず流すところだが、その知り合いというのが普段全く…

「アニメ化されるラノベの書き方」なんてない

seagull.hateblo.jp これだけの作品が溢れる中、似たような設定と導入の作品が同じタイミングで放送されたことが面白かったです。「アニメ化されるラノベの書き方」みたいなマニュアルの存在を信じたくなるような。 ライトノベル原作アニメの共通点 ~ 学戦…

物語シリーズ作者の文字欠け小説

① 最初に感想文を制限なく執筆 ② 五十音46字から、任意の6字を選択。 ③ 残った40字を、くじ引きで10字ずつ、4グループに分ける。 ④ その10字を使用しないで、①の感想文をグループごと4パターン、執筆する! ⑤ 濁音・半濁音・拗音・促音は、基本の音と同じ扱…

維新記す損字小説

① 最初に感想文を制限なく執筆 ② 五十音46字から、任意の6字を選択。 ③ 残った40字を、くじ引きで10字ずつ、4グループに分ける。 ④ その10字を使用しないで、①の感想文をグループごと4パターン、執筆する! ⑤ 濁音・半濁音・拗音・促音は、基本の音と同じ扱…

西尾維新の制限文字ノベル

① 最初に感想文を制限なく執筆 ② 五十音46字から、任意の6字を選択。 ③ 残った40字を、くじ引きで10字ずつ、4グループに分ける。 ④ その10字を使用しないで、①の感想文をグループごと4パターン、執筆する! ⑤ 濁音・半濁音・拗音・促音は、基本の音と同じ扱…

西尾維新のリポグラムノベル「りぽぐら!」

① 最初に感想文を制限なく執筆 ② 五十音46字から、任意の6字を選択。 ③ 残った40字を、くじ引きで10字ずつ、4グループに分ける。 ④ その10字を使用しないで、①の感想文をグループごと4パターン、執筆する! ⑤ 濁音・半濁音・拗音・促音は、基本の音と同じ扱…

西尾維新のリポグラム小説「りぽぐら!」

リポグラムという小説技法がある。特定の文字を使わずに小説を書くという試みだ。 本作はそのリポグラムの技法をもって、3つの短編を4通り書き直すという実験小説である。 1作目は妹が人殺しをする話。登場人物も妹や友達、母、父など他の言葉で置き換えやす…

攻撃的な魔法科高校ファンたち

『魔法科高校の劣等生』への批判とライトノベルにおける女性キャラの扱いについて (5ページ目)togetter.com ぼくはみなさんの『魔法科高校の劣等生』感想が聞きたいです! — DJうさぎ小天狗 (@USAGI_koTENGU) 2015, 7月 5 あとこの件に関しては乞う御意見、…

7月4日「文化祭の夢に、おちる 」サスペンス風SF仕立て青春小説

桐乃高校の文化祭には、他の高校にはない二つの特徴がある。 一つは、三年に一度しか行われないこと。もう一つは春でも秋でもない七月の五日に行われるということ。 この物語は、そんな文化祭の前日。7月4日に起きた不思議な事件を描いた話だ。 文化祭の前日…

自分が面白いと思った本が、他の人にも読まれる喜びは何物にも代えがたい「翼を持つ少女 BISビブリオバトル部」

「ビブリオバトル、GO!」 読書が好きな人ならば誰しもが抱く感情がある。 「自分が面白かった本を他の人にも読んでもらいたい、もっとたくさんの人に知ってもらいたい。」そんな感情。 かくいう自分もブログという形式で様々な本の感想を書きなぐっているわ…

「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (2) 」彼女たちにとって救いとは

人間の代わりとなって大剣を振るい、世界を滅ぼす薄命の少女たち。彼女たちにとって救いとはなんなのだろう。 正直、1巻を読み終わった時に期待したことはほとんど描写されなかったので消化不良感が強い。いや、それぞれ絶望しかない状況から動き出してはい…

「半分の月がのぼる空〈2〉waiting for the half‐moon」秋庭里香のヒロイン性について

ずるいのは秋庭里香のヒロイン性だ。きっとそうだ。 「半月」ヒロインの秋庭里香は、ライトノベルのヒロインとしてはいささかキツ目の性格をしている。病気が原因なのか、元からなのかはわからないが機嫌が悪い時はすこぶる機嫌が悪いし、主人公の裕一に対し…

「半分の月がのぼる空 looking up at the half-moon」生きているって感じがする

人が生きているのを実感するのってどんな時だろう。 怪我や病気をした時か、身近で誰かが生まれたり死んだ時か、それとも楽しい嬉しい体験をした時か。 自分が生きているのを実感するのは、面白い本を読み終えた時だ。 なかでも本書は一際、人間の生というも…

アニメ・ラノベファンタジーの”呪い”を描くメタライトノベル「終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?」

あらゆる能力で他の種族に劣りながらも、勇者と聖剣という独特の”システム”によって長らく地上の覇者たり得た「人間」。この物語はそんな「人間族」が滅んだ後の話である。 勇者はそれにふさわしい背景、業や宿命などを背負った者から任命され、それらの業が…