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感想

男子高校生の性欲が爆発する!『この恋と、その未来』

一つ前の記事で純粋すぎるくらいの恋愛ラノベを紹介したが、そっちが徹底的にプラトニックな世界観を貫いていたのに比べるとこちらの作品は性欲が大暴れである。暴れん坊将軍である。 新しく始まった高校生活で男子寮の同室になった相手は性同一性障害の女の…

『陸と千星』野村美月ワールドという別世界

家政婦を雇って屋敷ぐらしのお嬢様と、そのお屋敷に毎日新聞を届ける少年の恋物語。 いやーなんて甘酸っぱい設定なのだろうか。屋敷に住むようなご令嬢と新聞配達の少年ってだけで独特の世界観を築き上げている。いったい何時の時代のどこの国を舞台にした作…

面白く無いのは罪「Seven deadly sins を狩る」

作者様から献本をいただきました。 なんでも電子書籍で個人出版をしているとのことです。 「教会」という組織によって作られた心臓貫かれても首ちょん切られても死なない、キリストも真っ青の再生能力を持つ主人公が「七つの大罪」と言われる身体から毒を分…

アクマノツマなんです。

妻が悪魔です。 「それがなにか?」とでも言わんばかりのこの堂々とした感じ、間違いない石川博品だ! 囲め!! というわけでC87で頒布された石川博品の新刊「アクマノツマ」の感想を書いていこうかなーーーーーーーーーーーーーって思ってたんですけどねー…

自分の居場所はどこにあるのか「知らない映画のサントラを聴く」

この物語の主人公は自分と似ている。 23歳で独身で無職で親元に寄生していて目的意識は薄く、自分が承認を受ける場所を求めている。 もちろん自分は女ではないし、まるっきりの無職でもない。バイトをして得た、多少のお金を実家に納めて過ごしている。 しか…

ラノベヒロインとして正しくない蒼井葉留

ラノベを書きたい主人公と、間違っている日本語を見たら添削せずにはいられない校正系女子が出会った時、青春ラブコメは始まらない。うん、始まらない。 「複雑な生い立ちの主人公がわざわざラノベを書くために寮生活を始めようとした矢先、自分の書いた原稿…

まさかのテッサ降臨「フルメタル・パニック! アンダカヴァ」

あの名作「フルメタル・パニック!」がTRPG化!!……したのはいいものの、ルールブックもリプレイも誤字だらけなうえ発売から1週間経つのに未だに公式サイトがオープンしないんですが。散々公式サイトを参照しようとか公式サイトからDLしようとか書かれている…

「カナエの星」の軽さについて

「灼眼のシャナ」の高橋弥七郎×いとうのいぢコンビ最新作。すでにいろんなところで評判が出ているが、よくもわるくも軽い話だった。 作中で描かれるのは「世界の『未来』を懸けた運命の戦い」なのだが登場人物に誰一人として危機感を抱いている者がいない。 …

HIPHOPしながら『韻が織り成す召喚魔法』の感想を書いてみた

「ノイズを取る、このマイクバトル」

さあ、あのリライトを「リアクト」しよう。

「リライト」感想記事 「リビジョン」感想記事ややこしい~~~~~なんでこんなにややこしいの~~~~~~~~ あ~~~~~ややこしややこしややこし~~~~~~~~~~~~~~ シリーズ第一弾「リライト」の真相が語られる。待望のシリーズ第三弾。 …

リニューアルしたGA文庫マガジン その内容は?

前の記事からいつまでも腐っていても仕方がないのでそろそろ更新再開。 スマホでもっと読みやすく! そして月2回配信へっ!! 『GA文庫マガジン』がリニューアルしましたよん♪ (GA文庫ブログ) GA文庫マガジンがリニューアルされた。ので読んでみた。

そして世界は「リビジョン」される。

「リライト」感想記事 全四部作の第二弾。 「リライト」よりもさらに複雑に、より理不尽に、そして狂気的に描かれる世界の「リビジョン」。 未来が見える手鏡なんて素敵なアイテムもこの完璧な世界では許されるはずもなく、未来視「ビジョン」を繰り返してい…

世界は既に「リライト」された。

SF史上最悪のパラドックスかどうかは知らないが、少なくとも自分がいままで読んだ中で最悪のパラドックスだった。 散りばめられた理不尽と不条理が終盤にかけて一気に収束し、さらなる理不尽な結末へと収束するこの気持ち悪さ。病みつきになり読了後すぐに数…

戦国時代でぼっちだけど、おっぱいがいっぱい。「戦国ぼっち attack of the Hojo army」

amazonほしい物リストから買っていただきました!ありがとうございます! Amazon.co.jp: ぬんぬん: ぬんぬんのほしい物リスト 歴オタの高校生が光の渦に巻き込まれて、気づけば戦国時代に! な極めてわかりやすいタイムスリップ小説。 タイトルのイメージと…

「名探偵は推理しない」けど読者は推理する

「名探偵は最初から答えを知っていて、辻褄合わせをしているだけ」な超理論のなんちゃって推理モノだった。 作中で起きる事件にまったく興味を引かれない上にミステリ読みなら3秒で真相が解けるくらいの稚拙な謎々を「最初から答え知ってますよ」的にドヤ顔…

ラノベ感想サイトを騒がせた裁判ラノベ「リーガル・ファンタジー1」

作者様から献本をいただきました。 そう、一部のラノベサイト持ちが騒いでいたのはこの作品のことです! まあ騒がせたというよりは勝手に騒いでただし、騒がせたのは作品じゃなくて作者だが。 編集部は作者献本を許可申請取るようにした方がいいんじゃないか…

女装少年がハーレムで野球 石川博品の怪作『後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール』

ハーレム物ばかりと嘆かれるラノベ界でガチの後宮小説を書くのは石川博品ぐらいだろうし、さらにその後宮で野球をやらせようなんて考えるのは小説界の中でも石川博品ただ一人だろうし、そんな素っ頓狂な内容を傑作に仕上げてしまえるのは世界ひろしと言えど…

「まどかマギカ」の新房監督が絶賛した魔法少女ラノベ『魔法少女禁止法』

新房監督をして『こんなに残酷で面白い魔法少女ものがあったなんて! ! 』と言わしめた作品。 「まどマギの監督が”こんなに残酷で面白い”なんて言ったところでどの口が」と思われる人も多いとは思うが本当に残酷で面白いんだから仕方がない!! 多くの少女た…

「最新のゲームは凄すぎだろ 1」すげえ! 最新のゲームなのに1990年台からなにも進歩してない!!

本文からあまり女の臭いがしないと思えば、どうやら表紙の娘はネット掲載時では後の登場のようだ。空気感がすごいから匂わす程度でもいいじゃないかと思ったがせっかくの植田亮絵だしまあいいか。おかげでタイトルが「最新のゲームはエロすぎるだろ」に錯覚…

シリーズ最大のボリューム「キノの旅 XVII -the Beautiful World-」

17巻はシリーズトップのページ数だそうで。なんでこんなに厚いかというと新聞連載分が収録されてるから。一つの話がさらに連載分に区切って細切れにされてるので分厚いのにスラスラと読める。 ボリュームがあるおかげか、キノ旅の魅力である皮肉・ファンタジ…

「DON’T TRUST OVER 30」

ちゃんと本屋のラノベコーナーに並んでいて、帯にもあらすじにも短篇集としか書いてないのに蓋を開けてみればライトノベル作品ではないのが星海社文庫の面白いところ。作者名でお察しではあったが。 まったく知らなかったのだが、以前に講談社コミックスから…

彼女は僕の劣等感を刺激する『東雲侑子は恋愛小説をあいしはじめる』

かつては短編小説のみを愛していた東雲侑子が恋愛小説をあいしはじめる物語。 彼女は高校生でありながら現役の小説家だ。雑誌に小説を載せていて、読者もたくさんいて、なによりかわいい。 最初、短編小説のみを書いていた彼女はやがて長編に挑み、恋愛小説…

「ラブホに取材などと称して男女で入って結局なにもせずに出てくる系のラノベ主人公」が嫌いです。『東雲侑子は短編小説をあいしている』

森橋ビンゴは相変わらず嫌いになれる主人公を書く。 無気力無関心で自主性がなく。そんな自分を自覚して、引いた予防線から踏み出そうとしない。 気になるアイツとの擬似的な恋愛。”付き合っている”だけという予防線に甘えて積極的に動くも肝心なところでそ…

おっぱいの夢を見る人間と血を吸う夢を見る吸血鬼 『ヴァンパイア・サマータイム』について

石川博品といえば官能小説も真っ青のドエロ小説を一般向けライトノベルレーベルで書き続ける作家として有名である(大ネルリの歪曲!) 新作がいまさらすごいすごいと大合唱されているがすごいというかエロい。エロすぎる。 みんなエロエロ連呼してもどんび…

この世界がゲームだと俺だけが知っている 1(ウスバー)読了

バグだらけのゲーム世界に転生してバグを使って生き抜くギャグ小説。 ゲーマーならどこかでみたことがあるようなバグの嵐とこの世界で真剣に生きてる人々(NPC)とのギャップに思わず笑いがこみあげる・・・はずなんだけどどうしてなんだろうなぁ。自分には全然…

OP-TICKET GAME(土橋真二郎)読了

紛れも無い傑作でした。 人生における喜びとか悲しみとかそんな究極な部分がそのまま描かれてる。 やってることは一見アホの極みだけど一度読んでしまうと少しも馬鹿にできるところなんてない。なんて隙のない展開・構成。 すこし説明をすると、作品のタイト…

もえぶたに告ぐ ~DRAMATIC REVENGE STORY~ (松岡万作)読了

自分はこの作品をいままで読んでなかったことを後悔してる。タイトルや表紙のイメージでちょっと避けてしまったことを悔やんでいる。 最初からこういう作品だって知ってればもっとはやく手を伸ばしたのに、なんで誰も教えてくれなかったのか。 なんで。なん…

失恋探偵ももせ(岬鷺宮)読了

主人公とヒロインのももせちゃんが一緒に失恋の謎を解き明かしていく話。 連作短編形式なのでわりとすらすら読めてよかった。恋愛主軸の物語と違って失恋をテーマにしてるのでほんのりビターな読み口。ミステリ分は薄めだがどことなく優しい感じが全体にあふ…

四百二十連敗ガール(桐山なると)読了

やたらテンション高いけどきっちり脳内に情景が浮かぶ文章なのが良い。 あと毒空木がかわいい。 毒空木がかわいい。 毒空木がかわいい。 毒空木がかわいい。 毒空木がかわいい。 毒空木がかわいい。 毒空木がかわいい。 毒空木がかわいい。 毒空木がかわいい…

クトゥルフと帝国リプレイ 白無垢の仮面(内山靖二郎)読了

「るるいえシリーズ」と「クトゥルフカルトナウ」を読んだのでこちらも読んでみた。 この本単体でも充分面白いのだが、カルトナウに入っているシナリオをプレイすると感動もひとしお。自分はカルトナウを先に読んでいたので、先代の足跡を辿る気分で読み進め…