ラノベアニメの最終兵器の系譜
アニオタ界隈、というか2chのごく一部のアニメスレ界隈でラノベアニメが注目されはじめたのがとらドラ・禁書あたりからで、翌年はすでに人気を集めていたハルヒや狼と香辛料などの続編が始まるもあんな出来になっちゃって。そんな折にアニメ化が発表されたのが『バカとテストと召喚獣』。アニメ放映前から「このライトノベルがすごい!」上位にランクインしたりで本当にバカみたいに売れてるラノベだったのでアニヲタからの期待も高かった。
「バカテスはラノベ界の最終兵器」
いつしかそんな言葉がネット(のごく一部の界隈)に広まっていった。
さて、いざアニメが放映されたあとはなんやかんやで「ラノベの最終兵器」扱いはなかったことにされ、次にアニオタたちの注目を浴びたのは『僕は友達が少ない』。
「はがないが本当の最終兵器」
そんな言葉が口々にささやかれた。というか声高々に叫ばれた。
「はがないはラノベの最終兵器だから!3万売れるから!」
バカテスの失敗を忘れて欲しいというラノベ厨の思惑があったのか、対立好きな第三者が扇動したのか、AICだからか、はっきりとした原因はわからないがとにかくアニメはがないはアニオタの強い反感を買い、は爆という言葉が生まれた。
この年はラノベ原作アニメが多かったこともあり、はがない叩きの流れがそのまま波及してしまい、その後のラノベ原作についても「とにかく叩いておけ」的な風潮が出来上がってしまった。AICの罪は重い。
その後、『ソード・アート・オンライン』がまた「ラノベの最終兵器」として持ち上げられるも普通にヒット。ただ時既に遅し。もうラノベアニメは全部叩くという空気が出来上がってしまっているので、アニオタたちの間では次々と「ラノベの最終兵器」を決め、ラインをあげてあげて叩き落とすという悪しき慣習が行われるようになった。
次第に、ラノベ原作ファンは「ちげーし、のうりんは最終兵器じゃねーし。劣等生が本当の最終兵器だから」みたいな最終兵器の押し付け合いを始めるようになったとか。
web小説界の最終兵器リゼロは個人的にもとっても期待してます。
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