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そして世界は「リビジョン」される。

感想 ライトノベル 評価B ハヤカワ文庫JA

リビジョン (ハヤカワ文庫JA)
「リライト」感想記事


全四部作の第二弾。
「リライト」よりもさらに複雑に、より理不尽に、そして狂気的に描かれる世界の「リビジョン」
未来が見える手鏡なんて素敵なアイテムもこの完璧な世界では許されるはずもなく、未来視「ビジョン」を繰り返していくにつれとんでもないスケールへと発展していく。


この感想は「リライト」の内容に触れています。


「未来が見える手鏡」は問題がないのだ、その未来は確定した未来だから変えようがない。
問題なのは作中時間が「リライト」の数カ月後であることだろう。つまり「リライト」の最中である。
鏡は確定した未来を映す。つまり既に「リライト」された後の未来を映し出す。しかし現実は「リライト」の最中である。未来に続くはずの現在が違うのだ。これはあきらかな矛盾(パラドックス)である。
実際はこの世界は2002年に確定し「リライト」されるはずである。しかし確定した未来が見える鏡からしてみればそんなことは関係ない。未来は間違っていないのだから、現在が間違っているのだ。よって主人公が「ビジョン」で未来視をするたびに現在が「リビジョン」されていく。複雑すぎる!!
そしてこの人知に余る力に気づき利用するのは我が子を守るために狂気に身を染めた母親である。
正しいのは未来なのか過去なのか現在なのか、それすら考えさせないまま急激に物語は進行していく。


前作「リライト」以上の理不尽さには愛おしさすら感じる。
もはやなにからなにまで滅茶苦茶でぐちゃぐちゃであり、正直自分の解釈すら合っているのか怪しいが面白いのだから仕方がない
ただ展開が大味になったせいか前作で感じた緻密さは薄れたように思う。ただこの物語も「リライト」によって起きたことと考えるとそれだけで背筋が凍る。


まもなくシリーズ第3弾が発売されるが、「リライト」の真相が明かされるらしい。気になる・・・。

リビジョン (ハヤカワ文庫JA)

リビジョン (ハヤカワ文庫JA)

リアクト

リアクト

アップ後少し記事を修正(リビジョン)しました。

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