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ライトノベルと漫画の表紙の多様性

togetter.com

 

ラノベの表紙って漫画と違っておんなじようなのばっかりだよねーという話。

それの個人的なまとめ。

 

 

全身または膝上

 

これはラノベに限らず漫画でも無難なデザインの一つなんじゃないかなとは思う。

 

バストアップ・顔アップ

漫画だとそこそこ多いがラノベだと少ない顔アップ。

あとのツイートで突っ込まれているように、キャラの顔をアップにする場合は最初からアップで使えるように書かなければいけないという。漫画だと原作者→編集→デザイナーなのに対してラノベだと原作者→編集→イラストレーター→デザイナーと関わってくる人が増えてくる分細かなデザインの変更がしにくいのかもしれない。

 

 

涼宮ハルヒの動揺 (角川スニーカー文庫)

 

有名なキャラ顔アップ表紙。

デザイナーは吉田正子。他に手かげたデザインはレンタルマギカシュガーダークなど。

 

 

 

 

中の下!  ランク1.中の下と言われたオレ (富士見ファンタジア文庫)

こちらもアップなデザイン。元のイラストはキャラクターだけでなく背景の教室まで精密に書き込んである。

ちなみに3巻から背景がない。デザイナーは手元に本がないので不明。

 

中の下!  ランク3.中の上に踊らされるオレ (富士見ファンタジア文庫)

中の下! ランク3.中の上に踊らされるオレ (富士見ファンタジア文庫)

 

 

 

キミとは致命的なズレがある (ガガガ文庫)

 

顔アップ+タイトルロゴが顔に侵食。わりとデザイナーの力が大きい気がする。

デザインはコードデザインスダジオ。少女不十分などの表紙もここ。

 

少女不十分 (講談社ノベルス)

少女不十分 (講談社ノベルス)

 

 

オレンジイエロー―短編集 (IDコミックス 百合姫コミックス)

オレンジイエロー―短編集 (IDコミックス 百合姫コミックス)

 

 

 

こういう例を見ていると同じような表紙になりやすいのはわりとデザイナーによるところが大きいように思えてくる。

漫画の表紙とライトノベルの表紙のデザインについて - Togetterまとめ

TLBLといわゆるラノベは平積み棚を遠目に見て分かるほど傾向が違うが多様性がないという意味では同じ/女性向けは表紙2人以上背景描き込みまくりが基本/昔の電撃はデザイン頑張ってる印象あったな。ブギーポップとか

2015/03/23 20:00

b.hatena.ne.jp

しかし男性向けラノベのデザインしながら女性向けラノベのデザインをこなしている人もそこそこいるので、やっぱり編集の方針によるところが大きいのかもしれない。

下はどちらも百足屋ユウコのデザイン。

 

俺の彼女は世界遺産 (ダッシュエックス文庫)

俺の彼女は世界遺産 (ダッシュエックス文庫)

 

 

 

シーンを切り取った表紙

進撃の巨人 関西弁版(1)

 

漫画だとそこそこある、作中のシーンを切り取った表紙。

ラノベだとまずない。連載と書き下ろしという違いが大きいのかもしれない。

イラストレーターに表紙の依頼が行くときはまだ本文があがってなかったりして。もし書き上がっていたとしても、表紙にするシーンを見つけるためにイラストレーターが読み込まなきゃいけないし大変そう。

 

妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)

妹さえいればいい。 (ガガガ文庫)

 

 

黒き英雄の一撃無双<ワンターンキル!>5.淫獄の宴 (HJ文庫)

黒き英雄の一撃無双<ワンターンキル!>5.淫獄の宴 (HJ文庫)

 

 

ただしTRPGリプレイはイラストレーターがPLの一人として参加している場合があったりして、表紙のイラストに内容が反映されていることが多い。

RPF レッドドラゴン 6 第六夜(下) 果ての果て (星海社FICTIONS)
 

 

 

色彩をアレンジした表紙

神様ドォルズ(1) (サンデーGXコミックス)

漫画だと多いのにラノベでは全然見かけないタイプ。

こういう表紙が増えればラノベもちょっと違って見えるんじゃないだろうか。

 

 

ログ・ホライズン1 異世界のはじまり

有名なのではログホラくらい?

漫画版もデザインが統一されていていい感じ。

 

 

サクラダリセット  CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)

これくらいのアレンジならラノベでもちらほら。

デザインは門松清香。こういう表紙はデザイナーのセンスによるところが大きいか。

他に手かげてるのは殺×愛など。

 

殺×愛4 ―きるらぶ FOUR―

殺×愛4 ―きるらぶ FOUR―

 

 

集合絵

世界の中心、針山さん〈2〉 (電撃文庫)

イラスト担当への負荷が半端ないやつ。

漫画だと多いが、ラノベはピンかコンビがほとんどでせいぜい2,3キャラぐらいしか入ってないものが多い。

電撃文庫だとキャラ複数の作品もそこそこ。電撃は〆切りに余裕もってそうな印象。

 

 

 

キャラ以外がメイン

RPF レッドドラゴン ワールドガイド (星海社FICTIONS)

 

漫画だと珍しいがラノベだともっともっと珍しいキャラ以外がメインの表紙。

これはおそらく編集のセンスがないとできないパターン。

イラストもキャラ以外の小物や敵、背景が得意な人に頼まなければならない。

漫画だとロボット物でたまにある。

 

 

異世界食堂 1 (ヒーロー文庫)

異世界食堂 1 (ヒーロー文庫)

 

 

 

※追記

電撃大賞受賞作品でひときわ有名なこれも。 

ミミズクと夜の王 (電撃文庫)

ミミズクと夜の王 (電撃文庫)

 

 

 

イラスト無し

僕らはどこにも開かない

漫画でも少ないイラスト無し表紙。

どちらかといえば一般小説よりのデザインか。

漫画やアニメでも皆無というわけではない。

 

 

ちいさな広場 (ジャンプコミックス)

ちいさな広場 (ジャンプコミックス)

 

 

 

実写

 

真っ黒焦げの凶暴なウサギ (メガミ文庫)

これは背景が実写のパターン。

MW文庫や講談社ノベルスあたりを含めれば実写表紙自体はある程度存在する。

これは漫画の方が少ないんじゃないだろうか。料理もののマンガがたまに実写写真使うくらい?

 

 

参考書籍↓

 

アニメ・コミック・ライトノベル・ゲームのデザイナー集

アニメ・コミック・ライトノベル・ゲームのデザイナー集

 

 

ライトノベル ジャケット・コレクション

ライトノベル ジャケット・コレクション