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『バビロン2』絶望の話

 

バビロン 2 ―死― (講談社タイガ)

バビロン 2 ―死― (講談社タイガ)

 

 

1巻のレビューは他サイトで

https://shimirubon.jp/reviews/1674379

 

 

 

「人間が冷静に死を選ぶことはできない」真理であると思う。死の前では誰もが冷静さを失う。本能的に人は死を恐れるようにできている。自ら死を選択している時点で、その思考はすでに冷静からかけ離れている。人は簡単に冷静さをなくす、だからこそ、法には冷静さが求められるのだとも思う。

 

 

さて、『バビロン』についてだが。

なんだよこれ。 なんだよこれ。ねえ。

なんだよこれ。

 正義がどこにも見当たらない。だれもだれしもがくるって狂って迷走している。悪はある、悪と断言できる存在はある。しかし正義と断言できる存在はない。信じた正義を粉々にぶち壊すようなくるった展開。これはなんだ。はい、野崎まどです。

絶対悪はあるのに絶対の正義がないというあたりまえの絶望が、主人公と読者を襲う。ダンガンロンパは脚本に野崎まど起用しろ!!

 

 

 

恐ろしい作家である。

本の1冊や2冊を読んで、「本書のおかげで価値観が変わりました!」なんていってしまうのは単にあてられやすい人の妄言ではあるが。妄言であってもそういうことを言ってしまう人はこの本を読んではいけない。価値観が歪められてしまう。自己の正義が書き換えられてしまう。もしかして野崎まどなら本当に世界すらも動かせるのではないかと思わされてしまう。

悪に傾く世界を想像させる、深い深い絶望。いや、これほんと続きどうなるの?

 

バビロン 2 ―死― (講談社タイガ)

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