感想
まず最初に、 仙田学様、献本依頼どうもありがとうございます。普段ならば一も二もなく引き受けるところですが既に購入していてため、感想記事を書くことで返礼とさせていただきます。 というわけで自費で購入したためにステマ分0%の感想ですよーやっほほー…
金とセックスと暴力の話。どうしようもない物語である。主人公は最初から道を踏み外していて、些細なきっかけや事象の重なりで修正の効かない方向へと突っ走っていく。どこかで完全に歯止めを失い、破滅する。なにか間違っていたとすれば最初からであり、ど…
作者の前作である「生贄のジレンマ」が実写化するそうだが、実写という媒体でこの作者の作品の良さを引き出せるかは甚だ疑問だった。たしかに「生贄のジレンマ」の舞台装置は大掛かりで、映像にするとよく映えそうではあるがあくまであの作品のポイントは、…
「貴様を倒して生き延びる!発火(カンパッション)!」 ん~~~~~~いいねいいねいいねこれは熱い クトゥルフ神話と日本神話を合わせた伝奇モノなのだけど、和風な雰囲気をバッグにクトゥルフ神話の残忍で容赦のない展開が怒涛に押し寄せるのが楽しい。 …
すごい面白いけど酷評されるのも納得な1冊 強姦などの犯罪要素が文脈で何の疑問も挟まずに肯定されてるので、そこを忌避する人の指示は得られないだろうなというのが一点。 常識やセオリーといったものを引き合いにだしておいてあえてそれを完全無視(または…
クラウゼヴィッツの「戦争論」を扱ったもしドラ的小説。だとでも思ったか!莫迦め!ひっかかったな!! 「戦争論」について書かれているページはほとんどおまけみたいなもので、どこを見渡しても下ネタのオンパレード。下品なラノベでは「僕は友達が少ない」…
シリーズ3作目の今作はいままでとは違い3話構成で一つのキャンペーンとなっている。そのため話の規模もいままでで一番。神話的恐怖も今までで一番。 日本を飛び出しての冒険となるのだが、クトゥルフ初心者的にドリームランドの描写はわくわくできて楽しかっ…
前作るるいえあんてぃーくの続編。前作の探索者が引き続き、今回は学園を舞台に宇宙的真実に迫る。 学園物のはずなのに洋館や寒村が舞台だった前回よりも狂気度はアップで緊迫感は増してる。一応優しいシナリオもあってバランス取ろうとしてるけどちょっと極…
合間に反省会や解説があってクトゥルフやTRPG知らない人にも優しい作りのリプレイ本 自分も、クトゥルフ神話TRPGをほとんど知らない状態でPLとして誘われてしまって、事前に少し勉強しておこうとこの本を手にとったのだが大変わかりやすくてよかった。 緩い…
萌豚に媚び媚びの表紙、タイトル、「ラノベってつまらないよね」という煽り感満載な帯 さて内容は・・・時系列トリックと叙述トリックを用いたハードボイルドな逃走劇である なにがやりたかったのかはわかるが、どうして誰も止めてやらなかったのか 時々こうい…