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「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」感想

エヴァが終わった。もしかしたら口にも出てたかもしれない。すべて見終わったあと、最初に思ったのはそれだった。
なぜだか確信があるのだけど、おそらくこれが旧エヴァで描きたかった本来の終わり方なんだろうなと思えるし、旧エヴァを見た人々にかけられたエヴァの呪いがこれでやっと解かれたんだと感じている。不思議と落ち着いた気持ちもするし、全然やりきれない感じもある、おそらくまだ終わったあとの興奮のさなかにある。今のこの状態のうちに、エヴァを見て、感じたことを書き残しておくことにする。


ずっとずっと終わらないと思われてきたエヴァが終わった。その衝撃がとにかく強すぎる。ただこれは本来、旧劇場版で描かれるはずだった結末だが、旧劇場版から24年たった今だからこそ描けた結末でもあり、24年の時間がないとファンも受け入れられなかっただろう。というか自分は受け入れきれてない。
前回のラストから、シンジと綾波は式波に連れられ第三新東京市の跡地である第三村にたどり着く。そこでは生き残った人々が懸命に生活を続けていた。ぽか波牧場物語編である。ほんとこのくだりは見ていて辛かった。だってなんだか知らないけど、目が覚めたらいつのまにクラスメイトも好きな子もみんな大人になってるし、汗水たらして働いちゃってるし、トウジと委員長はなんか子供まで作ってるし、そんな中でシンジはずっとうだうだして隅っこでうずくまってずっと泣いてるだけ。ひとりだけ昔のまま、子供のまま。それなのに他のみんなはすごく優しくて、その優しさも辛くて。ちゃんと生きようとしているみんなと泣いてるだけのシンジくんの対比をまざまざと見せつけられて、劇場から飛び出してそのまま視聴断念させられそうになった。ぽか波の癒やしがなければ直視できなかった。つらすぎる。
でもシンジはその優しさを受け入れられたんだよね。正直、全然納得がいかない。好きだからとか言われてもわからないし、なんでそんなにすんなり受け入れられるの。なんでお前まで大人になってるんだよ。ほんとやってらんねえよな。Qであれだけ感情ぶつけ合って優しくしてくれたのなんてカヲルくんだけだったのに、なんでこんなに優しいのか、優しさを感じれるようになったのか。
めちゃくちゃ言いたい。「こんなのエヴァじゃない」「こんな優しい物語はエヴァではない」声を大にして言いたい。でも言えない。これが本来あるべきだった展開だって、心のどこかでわかってるから、大人になって、お互いにわかり合っていくのがぐうの音も出ないほどに正しくて、これ以上ない物語の運び方ってわかっているから。視聴者は24年。シンジたちは15年、いやたぶんそれよりずっと、何度も繰り返してやっとたどり着いたんだって、その積み重ねがなによりもわかってしまうから。


物語の後半、ぽか波が消失して、シンジはミサトさんのもとに戻り、フォースインパクトを起こし人類補完計画を完成させようとするゲンドウを止めに向かう。碇家親子面談編だ。シリーズを通して謎に包まれていた人類補完計画やゼーレのシナリオ、そしてゲンドウの意思が本人の口からすべて明らかになる。このくだりはほんとシンジが大人すぎて、何も言えなくさせられる。いままでろくに顔も見せなかったくせに急に呼びつけてろくな説明もなく変なメカに乗せて、乗れとか帰れとか息子どころか人に対しての態度じゃないだろそれみたいな扱いされまくって、ぽか波も消えるし式波もやっちゃうし、最終的に一人のわがままで人類ほぼ滅亡させるようなクソ親父相手にまともに会話しようと思えますか??? なんであんな冷静に落ち着き払っているの。しかもそんなクソ親父がさ「大人になったな」って言うの。シリーズ的にめちゃくちゃ感慨深いやりとりなのだけど、これを素直に受け入れられてるシンジがすごすぎる。このやりとりを素直に受け入れるには自分にかけられた呪縛は強すぎる。ミサトさんやらヴィレのスタッフには山ほど言いたいことはあるけど、シンジには何も言えることがない。つらい。


そして最後、「さらば、全てのエヴァンゲリオン」である。円環とかなんやかんや言っててここだけすごくまどマギ感あった。カヲルくんとかたぶんほむほむくらいループしてそうだし。ただこのパートに関しても、自らのアイデンティティでもあったエヴァを消す選択がすっとできたシンジさんがすごく遠い存在にみえる。エヴァを終わらせるって選択をやっとできたんだなって。シンジは大人になってしまった。われわれにも大人になる時が来たんだ。


他にもいろいろ考察したい部分があるが、興奮覚めやまぬこの状況では詳しい考察に限界があるだろう、それに一度みただけではとてもすべてを吸収しきれない大ボリュームであった。もっとほとんどパンイチ状態だった式波についてだとか、綾波はどのverだったとか、真希波レズ説崩壊とかいろいろ語りたいことはやまほどあるが、ここらでいったん筆を置くことにする。
youtu.be


おはよう。
おやすみ。
ありがとう。
さようなら。

「呪印感染」オンラインセッション用非公式キャラクターシート

テーブルトークRPG 呪印感染 (Role&Roll Books)

 

自分の卓のオンラインセッション用に制作したので公開します。

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呪印感染キャラクターシートver1.01 - Google スプレッドシート

 

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※PLで使用するときは事前にGMの許可を得ましょう。GMでPLに使わせたい場合は事前にこの記事に目を通してもらってください。

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使い方

 

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他に作ったキャラシとか

 

「ゴブリンスレイヤーTRPG」オンラインセッション用非公式キャラクターシート

ゴブリンスレイヤー TRPG (GA文庫)

 

自分の卓のオンラインセッション用に制作したので公開します。

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(プレイヤー名)_(キャラ名)_『ゴブリンスレイヤーTRPG』冒険記録用紙公開用 - Google スプレッドシート

 

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他に作ったキャラシとか

早川がセールをしてるので絶対に読むべき作品を3作だけ紹介する

ライトノベル読者にもオススメ! 対象作約190点の小説が半額となる「国内作家セール」開催中!

早川書房が国内作家の電子書籍セールをはじめたので、勝手にオススメをピックアップ - 基本読書

あーいい。わかる。

この基本読書さんでおすすめされてる作品全部いい。これ読んどけば間違いない作品しかない。

伊藤計劃はもう当たり前として、「マルドゥック」シリーズ全作対象なのはほんと嬉しいよね。かなり長いシリーズだけど冲方丁のクランチ文体にかかればスラスラと読めてしまうSFアクションの大作ですわ。これは外せない。

小川一水もなんだかんだでまだ読んでない人多いでしょ? こういう半額セールでもないと容易に手を出せない長編作家だしぜひぜひ読んでほしい。尻Pもなんだかんだで基本だよね。

「手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ」は買おうと思って忘れてたからセール来て嬉しいし「プラネタリウムの外側」は知らなかったからちょっと読んでみたい。

それ以外もほんと名作ぞろいでもう基本読書さんのおすすめ全部買って読めばオールOKなんだけど、ただやはりしぼりにしぼったセレクションだからか紹介しきれていない作品もあるので、そんな作品を3作だけ紹介する。全部1冊読み切りor短編なので是非買って読んでほしい。

時砂の王/小川一水

時砂の王

まずは小川一水。ほんとどれもすごいおすすめなんだけど、やっぱり小川一水作品といえばその壮大なスケール感。まるで長編作品を読んだような読後感が得られる「時砂の王」は小川一水入門にふさわしいと言えるのではないか。

時間遡行をして人類を根絶やしにしようとする謎の生命体に対抗するため、同じく時間遡行して迎え撃つタイムトラベル/パラドクスもののSFで、状況としては最初からクライマックス。なんたって祖先殺されてパラドクス的に人類絶滅っていうどうしようもない状況ですよ。そこから遙か過去に遡って、未発展状態の人類と接触して、なんとか準備を整えて、時間遡行する能力持ったやばい殺戮生命体と戦うわけですよ。設定だけで興奮してきたでしょ?? このすごい設定をしっかり使いこなしてダイナミックに展開できる作家が小川一水なんですよ。読み終わったあと一番最初に必ず「すごい」って思うはず。「すごい」以外言えない。長大な時の流れと人類の興亡を感じれる素晴らしい作品である。

ものすごく濃いのにわかりやすい展開で映画見てるみたいな感じに読めるからSF読み慣れてない人にも気軽におすすめできる。もちろん元々SF好きでタイムパラドクスとか大好きな人も唸らせられる一作だ。読んで。早く読んで。

 

スワロウテイル人工少女販売処/籘真千歳

スワロウテイル人工少女販売処

人を模して作られた人工妖精が主役の物語。主人公の揚羽は隔離地区で巻き起こる連続殺人の犯人を追っていく。なにがいいって、このタイトルがすでに好き。

精緻な世界観と描写がどこまでも美しい。世界設定がめちゃくちゃ特殊で、基本的には閉塞感強いし殺人事件とかいろいろ起きてるしどことなく陰鬱な気配漂ってるんだけど、揚羽を始めとするアクの強いキャラクターたちの掛け合いや生き様はほとんど暗さを感じさせない。そして物語は単純な事件の操作からすごい重いテーマの話へと発展していく。

作品のテーマはすごく深いのだけど全体的に軽妙で難なく読めるのがいい。それと揚羽ちゃんがかわいい。最初の方はなんか不思議な世界設定だなーくらいの感覚で、中盤からグイグイ作品に引き込まれる。そして終盤ですよ。あーもう好き。読後感めっちゃいいの。好き。読んで。

 

 

know/野崎まど

know

人間の脳に〈電子葉〉の移植が義務化された日本で、一人の少女と共に「すべてを知る」旅をする。言わずとしれた野崎まど入門書。

人類の興亡や人類の進化みたいなテーマはSFにおいては非常にありふれたものだが、野崎まど描くのは「人類の人類という種からの超越」である。全知全能となった人類はどうなるのかみたいな馬鹿デカスケールなSFである。そんなテーマだから出てくるキャラクターも大体がぶっ飛んでて凡人じゃ思いもしないような発想や言動がぽんぽん出てくるからこの鬼才の作品を読むのはやめられない……!!

ちょっと無理があるような展開も勢いで読ませてくるその筆致は見事というに尽きる。終始「もっと知りたい」シンプルな行動原理で進んでいくので非常に読みやすく、それでいて、それを知ってしまったらどうなるのかという期待と不安の煽り方が絶妙で最後まで魅せらせる傑作SF。ほら、早く読んで!!

 

あと、基本読書さんでもおすすめされている中では「〔少女庭国〕」が特におすすめです。しかしこうしてみると、おすすめしてるの女子中学生が出る作品ばっかだな。やはり女子中学生が出る作品は名作が多いんだなあ。

nunnnunn.hatenablog.com

24時間TRPGをした

片道勇者TRPG

以前からtwitterでいろいろと騒いではいたが、つい先日24時間TRPGをした。嘘も誇張もなしに24時間である。
なぜそんなことをやろうと思ったのか。頭悪くて面白そうだと思ったからである。


しかし、ただ24時間TRPGをやるといっても、簡単にできるわけではない。なにせTRPGというのは基本的に複数人で遊ぶものだからである。24時間やりますよと言っても、自分に付き合って24時間やってくれる人なんているわけなく、勝手に24時間やってろと言われるのがオチである。
まずこの問題を解決するために、プレイヤーは交代制で自由に入れ替わり可能とした。つまり、24時間の間、代わる代わる交代する参加者の相手をし続けるわけだ。しかしこの場合、自分が24時間色んな人とひっきりなしに遊んでるだけになる。24時間ぶっ続けで挑むにたる目標が必要だろう。その目標に近づいていくための道筋も確保せねばなるまい。24時間で達成するにふさわしい目標、「世界平和」なんてどうだろう。そのためのキャラクターは参加者全員で育て上げるようにすれば面白そうだ。
そんなわけで決まったのが「片道勇者TRPG24時間セッション」である。



参加希望者は一つのdiscordサーバーに参加してもらい、24時間中の好きな時間に参加してもらい。それぞれがプレイした中での成長は次のプレイヤーに引き継いでいく。やるシステムを「片道勇者TRPG」にしたのはこれ以上ないくらいに今回の企画に適したシステムだったからである。
「片道勇者TRPG」の特徴として、

  • プレイ時間1時間から遊べる
  • プレイ時間の調整が容易
  • わかりやすい剣と魔法のファンタジーな世界観
  • わかりやすいルールとキャラ作成
  • 1回のプレイ中にキャラクターは死亡し、その魂が次のループに受け継がれていく
  • 何度も何度もループして強くなり、世界を救う鍵を探す

これ今回の企画のために、自分が作ったとかそういうわけじゃないからね。実際に商業で販売されているTRPGなのだけど、24時間GMがぶっつづけてプレイすることを見越して製作されたとしか思えない。公式キャンペーンのクリア目安もセッション10回分ぐらいだし。
1セッションごとにキャラが死んで作り直しで、次に引き継がれるのは戦闘のためのデータや武器やアイテムの類のみなので、プレイヤーが移り変わっても混乱がまったくなく。スムーズなプレイができる。

「片道勇者TRPG」はもともとフリーゲームの「片道勇者」を原作にしたTRPGであり、興味もってくれた人には気軽に原作を勧めれたのもよかった。当日はルールブックを所持していない人が来てもスムーズにプレイできるようにルールサマリーの用意やテストプレイなどの事前準備は入念にこなした。


そして当日である。
セッションの開始は昼の12時から、会場として使わせていただいたdiscordサーバーの「sandbox」は普段から様々なTRPGの募集とプレイを活発に行なっているサーバーであり、その日も同時刻には別のTRPGのセッションがあった。そのせいか12時からの第1回のセッションに来てくれたのはたった一人おい、事前に当日参加希望だった人いっぱいいたやんけ!! 希望者どこいった!?
さすがにプレイヤー1人では難易度のバランス的にも企画の盛り上がり的にも厳しい。1回目からはやくも終了かと思いきや、サーバーの管理人さんが急遽参加してくれて卓は無事成立。本当に助かった。
1回目はまずショートセッションで30分ほどで終了。それぐらいのタイミングで他の参加希望者も少しづつ集まってきてくれてホッとした。24時間セッションの準備のために48時間はかけてるからね。ヒヤヒヤものだよね。
その後は事前の企画の宣伝で興味もってくれたTRPG初心者さんなども参加してくれて、夜になると毎回1回の定員まで参加者が埋まってくれた。「片道勇者TRPG」自体はお世辞にもメジャーなTRPGではなくて、ほとんどの人が初プレイななか、キャラ作成や判定などみんな楽しんでやってくれてるようで一安心であった。


さて、24時間もTRPGをするという企画で、一番気になるだろうことといえばやはり「24時間も寝ないでしゃべりっぱなしで大丈夫なのか」ということだろう。
実はこの日、他の参加者にも言わなかったのだが、前日の時点で「遠足が楽しみで寝れない子供現象」が発動しており、睡眠時間は3時間程度、それも午前3時に起床していた。こうなると21時くらいには猛烈に眠くなってくる。参加者の前では平静を装っていたが、睡眠防止のため椅子には座らず起立状態のうえ、誕生日に送ってもらったドクターペッパーをがぶ飲みしてカフェインを大量摂取しながらのセッションだった。もちろんそんな無理をしながら起きてるのは体に悪いし、カフェインの過剰摂取でトイレも近くなる。24時間TRPGGMをする際は事前にしっかり睡眠をとっておくのがおすすめだ。
ただ、TRPGをしている最中は常にしゃべっているので思っていたより睡魔に蝕まれる事態は少なかった。意識して普段以上にハキハキしゃべることで眠気を振り払うことができる。そうすると問題になるのはしゃべり疲れである。しゃべりを生業としている職種に比べればTRPGGMがしゃべる量なんて大したことないだろうが、それでも24時間しゃべり通しは疲れる。喋ってない時は常に口のマッサージだ。眠気のピークは24時から27時くらいで過ぎ去っていったが、口の疲れは蓄積していくばかりで晴れることはない。24時間TRPGGMをする際には普段から口を動かしてしゃべり通すのになれておくことをおすすめする。


この24時間TRPGでなによりも意外で、GM本人も驚いたのが24時間参加者が途切れなかったことである。昼・夜・朝と移り変わっていくメンツで囲む卓は新鮮でとても楽しかった。しかし一方で肝心なところでの参加者のダイスはいつも決まって振るわず、魔王を倒すことができないまま時間がすぎていく。ちなみに「片道勇者TRPG」において魔王の討伐は世界平和に向けての第一関門のような扱いである。大丈夫なのかこれ。
もしかしてほとんど何も達成できずに終わるんじゃないかとも思ったが、なんとか最終盤のセッションで魔王の撃退は完了。世界こそ救えなかったがなんとなく大団円な感じで終了できた。


途中の記録などつける余裕がなく、おおまかなまとめになってしまったが以上が24時間TRPGのまとめである。疲れたけど、めっっっっっちゃくちゃたのしかったぞおおおおおおおおおおお
余裕ができたらまた1年後くらいにやりたいね。少しでも興味を持たれた方はぜひ24時間GMをしてみてほしい。そして自分をプレイヤー側で参加させてください。誰か頼んだよ。

片道勇者TRPG

片道勇者TRPG

「モダンファンタジーRPG 獸ノ森」オンラインセッション用非公式キャラクターシート

モダンファンタジーRPG 獸ノ森 (Role&Roll RPG)

 

自分の卓のオンラインセッション用に制作したので公開します。

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以下に書く使い方などによく目を通してからお使いください。

 

プレイヤー名_獸ノ森キャラクターシートver1.00 - Google スプレッドシート

 

※使用報告は不要です。

※2次配布は禁止します。必ずこのページから最新版のシートを使ってください。
※PLで使用するときは事前にGMの許可を得ましょう。GMでPLに使わせたい場合は事前にこの記事に目を通してもらってください。

※このシートは予告なく公開を停止する場合があります

 

使い方

 

Googleスプレッドシートを使用しているので使用するにはGoogleアカウントが必要です。

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Googleアカウントは本名が紐付けられていることも多いので、事前にプライバシー表示の設定をご確認ください。

 

緑セルのデータは自動で入力されます。自分で書きたい場合は気にせず上書きするとよいでしょう。

シートの右半分はオンセではどどんとふなどのツールで管理したほうが楽だと思うものをまとめてます。

それでは良き「森」ライフを

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他に作ったキャラシとか

モダンファンタジーRPG 獸ノ森 (Role&Roll RPG)

モダンファンタジーRPG 獸ノ森 (Role&Roll RPG)

 

ラノベアニメのアニソンを語る必要性を感じた

ちょっと前にTwitterで好きなラノベアニソンを挙げる流れがあって、それは以下のまとめにまとまってるんだが
togetter.com
ラノベアニソンってなんだろうってちょっと考える。考えてしまう。楽曲をアニソンという単位で区切る必然性はある。アニメをラノベ原作で区切る必要性もわかる。アニソンをラノベアニソンという単位で区切る必然はあるか。必要を感じるか。

アニソンという括りの中からいくつかラノベアニソンを引っ張り出したところでラノベアニソンが特別他のアニソンと違うところがあるわけでもなく、わかるのはその歌がたまたまラノベアニメの曲として選ばれたということだろう。ラノベラノベとして生まれるべく生を受け、そのラノベを親とするラノベアニメもラノベアニメとして生を受けるが、果たしてラノベアニソンはラノベアニソンとして生まれるべくして生み出されているのだろうか。もちろんどの曲にもその曲を作った人がいて、それら作曲者たちはしっかりと原作やプロットを読み込んで作詞・作曲に取り組んでいるだろう。ただそれらの作業にラノベ原作だから特別こうしたのだという理由は存在するのであろうか。ラノベアニメに関していえば、原作が文字媒体だからやれああいう工夫をした、他には見られない演出を取り入れただなんて話は殊によく聞くが、曲というものを作るにあたって元になったものが絵であるとか文字であるとかそういう情報がなにか干渉するだろうか。おそらく作曲をする人はラノベアニメでもその他のアニメであっても平等に同じように作曲するだろう。プロの作曲家というのは、モチーフが小説だろうが漫画だろうがアニメだろうが個人だろうがなにも関係なく、そのモチーフに沿った曲を作ろうとするだろう。逆に全く根拠もへったくれもないことではあるがラノベアニメだからといって他のアニメと違った風にこしらえるのはよくないことのようにも思えるのは自分の考えすぎだろうか。

 

ゆえにラノベアニソンという区切りでアニソンを語る必要はないはずなのだ。他のアニソンとラノベアニソンとの差が見出だせない以上、ラノベアニソンというテーマはどこまで掘り下げようとアニソンというテーマの語り以下に納まる未来しかないはずだ。

それなのになぜ自分はラノベアニソンという話題についてこうして書き連ねているのだろう。なぜ語る意味の薄いテーマに固執しているのだろう。なぜ自分はラノベアニソンについて語りたがっているのか、どうか教えてほしい。

そう、自分はラノベアニソンについて語りたがっているのだ。

この記事には論理だった結論もなにもない。ただ自分がラノベアニソンについて語りたい。それがこのテーマを語る必然なのだ。

 

 

さて、前置きが長くなったが本題に移ろう。

ご存知の通り、アニメソングは基本的にそのアニメの製作委員会に名を連ねるレコード会社が手がける。ラノベアニソンを語るにおいて個人的にまず押さえて置きたいのがワーナー、ユニバーサル(旧ジェネオン)である。過去にラノベアニメについて語った記事でも触れたが、これらの会社はラノベアニメ黎明期からラノベとは縁があり、かつアニメ製作事業・レコード事業も関連会社が手がける企業だ。

ライトノベルとアニメ製作会社 その1(ジェネオン、ワーナー) - 主にライトノベルを読むよ^0^/

ジェネオン全盛期といえば昔からのアニメファンには懐かしさを感じる人もいるのではなかろうか。アニメの間にCMが流れたかと思えばジェネオン、どのアニメでもジェネオン、そんな時代があったのだ。そんなアニメ業界全体に席巻していたぐらいなわけだからラノベアニメにおいても例外であるはずがなく当時はジェネオンのアニソンだらけだった。

最初に特筆したいのはやはり灼眼のシャナだろう。

ANiUTaで聴ける

 3期に渡ったシャナシリーズを象徴し、歌手川田まみの楽曲としても非常に高い評価を誇る楽曲がこの「緋色の空」だ。これは川田まみが初めて単独で作詞を行った曲でもあり、タイトルが「ひいろ」ではなく「ひしょく」と読ませたりするところなどからもわかるように原作の世界観を知ってもらうために歌詞の随所に独特なワードを散りばめられている。

ただ、シャナの世界観を散りばめるだけならばシャナシリーズで使われた楽曲は他にも粒ぞろいであり、2期OPの「JOINT」のほうが楽曲の評価も上である。この曲をラノベアニソンとして第一に語る理由。そしてこの曲がシャナシリーズの象徴として扱われる理由は他にある。

それはこの曲がストーリーを描いているからだ。川田まみは原作のプロットから読み取ったテーマを詞に込め。そしてそれをストーリ仕立てに歌ったのだ。わかりやすい別の例をあげるとシュタゲの「Hacking to the Gate」と同じ。作品が紡ぎ出していくテーマを読み取った上で楽曲として昇華させている。だからみんな三期のラストではこの曲を待望し、それが叶ったのだ。

余談だがC/Wの曲も大変よい曲なので是非CDを買って聞いてみてほしい。「amazon music」などでも聞けると思う。すごくいい。きいて。

 

ジェネオンの話をすると結局I've最高という話に帰結してしまう。I'veサウンドはラノベアニメと相性がいいのだろうか?

そんなI'veサウンドでシャナや電撃作品以外のクールなラノベアニソンがこの『東京レイヴンズ』のOP「x-encounter」だ。

 この曲についてはとにかくかっこいいというほか無い。もう5年前の曲だけど後にも先にもこれほど挑戦的なOPテーマは出てきてない。それでいて作品の雰囲気をこれでもかとばかりに表現できている。絶妙なバランスの上に成り立った1曲だ。黒崎真音というアーティストのスペックをフルで活用して誕生した奇跡の一曲といえるだろう。

 

 

そしてもう1曲。ジェネオンではなくワーナーだが個人的に好きなのが『アクセル・ワールド』のED「→unfinished→

ANiUTaで聴ける

→unfinished→

→unfinished→

 

 『アクセル・ワールド』もシャナシリーズに負けず劣らず名曲ぞろいだが自分は最初のEDが好きだ。EDは基本的にどのアニメも静かな曲調で終わりを意識させるものが多い。しかしこの曲は題名通り終わらない。終わらず、もっと先へと続いていく。EDなのに終わらず続いていくというのが作品のテーマとマッチしていてEDなのにテンションあがりっぱなしで次の話が速く見たくなる。高揚感あふれる最高の曲だ。

 

 

他にジェネオンが手がけていたラノベアニソンだと『禁書シリーズ』や『アリソン』、乃木坂春香ドクロちゃんなど前述の記事のとおりほとんどが電撃文庫の名作だ。

どれも珠玉のラノベアニソンであるが、もう一つジェネオンラノベアニソンとして特筆して置きたいのが迷い猫オーバーラン!のOP「はっぴぃ にゅう にゃあ」だろう。 

ANiUTaで聴ける

はっぴぃ にゅう にゃあ/イチャラブ Come Home!

はっぴぃ にゅう にゃあ/イチャラブ Come Home!

 

 ラノベアニソンという括りにおさまらず、歴史的な電波ソングとして名をはせる曲だ。あの特徴的なイントロが流れ出したが最後、もう”んでんで”せずにはいられない。底抜けに明るく楽しいラノベアニソンである。この曲のすごいのはなんといってもその一度聞いたら脳裏に焼き付いて離れない独特で強烈な歌詞だ。メロが頭に浮かべば歌詞も一緒に浮上する感覚。んでっ!んでっ!んでっ!にゃ~んでっ!とくればもう自動的に次のかまってかまって欲しいのが脳内で紡がれてる。この記事を読んでいる読者らの脳内でも勝手に曲が再生されているに違いない。

 

ジェネオンの他にラノベアニメに縁のあるアニソンレーベルと言われればスターチャイルド(キングレコード)の名をあげよう。手がけているラノベアニメの本数は多いとは言えないが、どれも粒ぞろいだ。個人的にスタチャが関わる作品は原作愛を感じるものが多く、どれも好感を持てる。人気どころだと『とらドラ!』や『まよチキ!』『ミニスカ宇宙海賊』『電波女と青春男』など堀江由衣ももクロが歌ってればそれがスタチャだ。

そんなスタチャラノベアニソンでとりわけ記憶に残っているのが『いぬかみっ!』の「友情物語」だ。

友情物語

友情物語

 

 当時絶大なる人気を博したアニソンユニット「Aice5」による楽曲である。

はちゃめちゃに楽しく、作品を象徴する楽曲だ。ED曲ながら人気は凄まじく、当時のアニメ実況ではEDが流れた時には莫大な反応があった。そもそも作品がいわゆる釣り作品のような作りで、シリアスなOPにお下劣な内容、そして楽しいEDという良い意味でバカバカしい感じの作品だったのだが、その中でも特殊EDが使用された回は今でも伝説のエピソードとして語り継がれている。スタッフの悪ノリが見て取れるようで楽しすぎるEDだった。曲自体すごくいい曲なのだが、それ以上にアニメーションとともに記憶に残る名ラノベアニソンである。劇場版仕様の特別Verも良かった。

 

 

そしてアニソンを語る上で外せないレーベルの話もしよう。アニソンといえばここという人も多いのではないだろうか、そう、ランティスである。

ランティスラノベアニソンといえば『涼宮ハルヒシリーズ』を筆頭に『中二病でも恋がしたい!』『氷菓』などの京アニ制作アニメ全般や『境界線上のホライゾン』『神様のメモ帳』『バカとテストと召喚獣』『妹さえいればいい。』など大人気タイトルの楽曲を多数手がけている。ランティス系のラノベアニソンだけど記事が1本かけるくらい名曲ぞろいだ。何本か個人的にピックアップさせてもらうとこんな感じになる。

 ANiUTaで聴ける

LAMENT~やがて喜びを~

LAMENT~やがて喜びを~

 

  ANiUTaで聴ける

「LOVE × HEAVEN」(TVアニメ『れでぃ×ばと!』OP主題歌)

「LOVE × HEAVEN」(TVアニメ『れでぃ×ばと!』OP主題歌)

 

メロウヘッドランティスのレーベル

ANiUTaで聴ける

君+謎+私でJUMP!!

君+謎+私でJUMP!!

 

 ANiUTaで聴ける

エキストラレボリューション【通常盤】

エキストラレボリューション【通常盤】

 

 ほんとランティス系のアニソンだけでいくらでも語ることができてしまいそうだ。様々な系統の曲があるが、やはり超ベテランアニソン作家畑亜貴らなどによる萌系曲の多さとそのクオリティは他レーベルを圧倒している。安心のランティス。信頼の畑亜貴だ。

そして嬉しいことにランティスの曲はほとんどが定額アニソン聴き放題サービスのANiUTaで聴ける。CD買う必要もなく手軽なので是非おすすめしたい。というかさっさと他のレーベルもANiUTaに参入してほしい。CDとか今どき買わないだろ。

 

そしてランティス系のなかでもトップの曲は『IS 〈インフィニット・ストラトス

』の 「SUPER∞STREAM」だろう。

 ANiUTaで聴ける

SUPER∞STREAM

SUPER∞STREAM

 

最初は篠ノ之箒1人で歌うEDが、本編でヒロインが出揃うたびにひとりまたひとりと増えていく。ハーレムラノベアニソンとしてこれ以上ない演出。そして聞くとそのまま走り出したくなるようなエネルギッシュなメロディ。それぞれのヒロインの可愛さと、すべてのヒロインが与えてくれるエネルギーを詰め込んだ素晴らしいナンバーだ。どんなときでもこの曲を聞くと元気になること間違いなし。まさに最高のラノベアニソンだ。

 

 

自らラノベレーベルを持つ角川やメディアファクトリーもレコード事業を持っているが、他のレーベルに比べると曲自体が少ないため個人的にグッとくる曲は少ない。角川はほぼ野水いおりだし。MFはほぼ鈴木このみだし。所属歌手がそもそも少ない。

ただ一曲素晴らしい曲がある。『幼女戦記』ED「Los! Los! Los!」だ。

ANiUTaで聴ける

全体的にアップテンポなラインと踊るような鍵盤の音が織りなすゲームのボス曲のようなハイテンションなメロディもすごいが、なんといっても悠木碧である。悠木碧がすごい。すごすぎる。幼女戦記のキャラクターターニャとして朗々と歌い上げるその声は否が応でもその存在を脳裏に刻み込む。ヘヴィなサウンドに悠木碧の声が組み合わせることによって独特の中毒性を生み出している。そしてサビである。サビの大盛り上がりよ。これがEDでいいのか。1曲の曲として完成度がとにかくすごい。

 

 

最後に紹介するのはラノベアニメとは縁が薄いポニキャンレーベルの曲だ。

そう、『フルメタル・パニック!』OPの「南風」である。

ANiUTaで聴ける

南風

南風

 

 この選曲に異議を覚える人はきっとフルメタ2期をまともにみていないのだろう。2期ラストのクライマックスを見てこの曲を好きにならない人などいるのだろうか。アニメ2期の演出がばっちりだったことで、フルメタ=この曲というイメージが固定されてしまい、原作を読み返すときでも脳内にこの曲が流れ出す。ラノベアニソンの面目躍如と言える。

いろいろと難しそうではあるが是非いまやってるアニメのクライマックスでもこれを聞きたいものである。