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世界は既に「リライト」された。

リライト (ハヤカワ文庫JA)
SF史上最悪のパラドックスかどうかは知らないが、少なくとも自分がいままで読んだ中で最悪のパラドックスだった。
散りばめられた理不尽と不条理が終盤にかけて一気に収束し、さらなる理不尽な結末へと収束するこの気持ち悪さ。病みつきになり読了後すぐに数回読みなおした。
全てのパーツがつながった時の電流がながれるようなあの閃きと、その後すぐに襲いかかる絶望が読者を虜にする。


ここまでで内容が気になった未読の人は、すぐに上の画像からamazonに飛んでこの記事は閉じ、読み終わってから再度訪れてもらいたいが、そうじゃない人のためにもう少し内容に触れる。


この作品の魅力はその猛烈なややこしさにある。
作中では1992年と2002年の描写が

未来①→過去①→未来②→過去②→・・・

という風に交互に描かれていくのだが、読んでいくと実は「過去①」からは「未来①」にも「過去②」にも繋がっていないのがわかる
一見してみると普通に続いているようには書かれているがところどころの描写にあきらかな矛盾(パラドクックス)があるのだ。
したがって、読み進めるにつれて読者の謎は膨れ上がっていく。キャラクターがパラドックスに頭を抱えさせられる一方で読者もさらなるパラドックスを味わうことになるのだ。
そしてこの滅茶苦茶な構造すらも後に起こる完璧な収束への布石でしかない。
作品の構造までひっくるめた多くの矛盾は完璧な世界構造により収束をする。


完璧ゆえに無慈悲で理不尽なこの世界観。どこまで計算づくで書かれた話なのか。
それは続編を読めば分かるはず! ってことで続きも読みましょうね・・・
「リビジョン」感想

リライト (ハヤカワ文庫JA)

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リビジョン (ハヤカワ文庫JA)

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