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戦国時代でぼっちだけど、おっぱいがいっぱい。「戦国ぼっち attack of the Hojo army」

戦国ぼっち attack of the Hojo army(桜ノ杜ぶんこ)
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歴オタの高校生が光の渦に巻き込まれて、気づけば戦国時代に! な極めてわかりやすいタイムスリップ小説。
タイトルのイメージとは違ってわりとストイックに歴史物をやってるのが良かった。
現代から戦国へタイムスリップとなれば重大な史実に干渉してみたり、現代特有のガジェットや未来人の知恵を駆使して無双したりなんて展開がありがちだが、本作はそのどちらでもない
主人公は歴オタだが、現在ではオタクとまでいわれるその豊富な戦国知識は実際に戦国を生きる人々にとっては必須知識でしかなく、逆に一般的な高校生であった主人公は戦国を生き抜く体力や礼儀作法などといったものが決定的に欠如している。
タイムスリップしたはいいものの、すぐに敵方の間者と間違われ引っ捕らえられるし、誤解を説いても疑いの目を向けられるし最初から踏んだり蹴ったりである。
それらの危機を運(とモテ力)で乗り切り、乗り切ったと思えばまた次の危機へ巻き込まれる。しかしどんな危機も圧倒的な運(とモテ力)で切り抜ける!
ご都合主義的なところもあるが、個人的にはそこまで気にならなかった。


主人公が巻き込まれるのは名のある戦場などではなく、現代ではほとんど誰も知らない歴史の影に消えた城での籠城戦だ。
作者が歴オタというだけあって、籠城戦についてはしっかりとした考察がされておりリアルに則した描写で書かれる戦場風景は知らないことも多く、非常に楽しめた。
他作品に比べると一見地味な戦闘や、中後半での推理的な要素も文章・展開のテンポがいいのでダレることなく読み進められる。そうして最後まで読むと「続きが読みたい!」と思わされる。
とりあえず2巻ぽちりました。


この作品を語るうえで外せないのが、なんといっても女の子の魅力だろう。
武家の娘でツンデレ気質の麗。城主の妹であり名実ともにお嬢様であられる有貴姫。猟師の娘でシャイで寡黙な弓使いのりよ。主人公はわけがわからないくらいモテるのでこれらの娘たちに結婚を申し込まれまくります。戦国時代だからしかたないね!
どの娘も献身的でしかも強い。幾度と無くヒロインたちに命の危機を救われる。
そうしていくうち最初はただ生き延びることに必死だった主人公の意識も自然と変わっていく。やはりどの時代でもおっぱいは偉大である。
続巻ではもっとヒロインたちとの絡みが増えていることに期待したい。

戦国ぼっち attack of the Hojo army(桜ノ杜ぶんこ)

戦国ぼっち attack of the Hojo army(桜ノ杜ぶんこ)

戦国ぼっち2 ~Revenge of the super battle ship~(桜ノ杜ぶんこ)

戦国ぼっち2 ~Revenge of the super battle ship~(桜ノ杜ぶんこ)