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ライトノベルを擁護するのはなぜか?

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なぜライトノベルが馬鹿にされるのか? なぜライトノベルは擁護されているのか?

 

先々週あたりにもう語り尽くされたと思われた「ラノベ馬鹿話題」に関する記事があがってきている。この話題何ヶ月引っ張るつもりだよ。

さすがに言いたいことは大体前回の記事で言及し終えたのでスルーを決め込もうと思っていたのだが、なんでも突っ込みに対して突っ込み返してくれるらしい。


「なぜライトノベルが馬鹿にされるのか?」についての突っ込みにたいして突っ込み返す放送 - 2015/02/14 22:00開始 - ニコニコ生放送

 

せっかく突っ込み返してくれるなら、いらぬ突っ込みでもいれてみましょうか。

 

 

実際ヲタクコンテンツの中でも屈指の叩きづらさを誇るのが小説を媒体とする作品だと思います.

なんでかというと,他の形態と比べて,内容を楽しむには個人の教養やら知識やら想像力やらがモロにフル動員されるからです.

 小説以外のコンテンツでは教養や知識が求められていないような言い方だけど、受け手に教養が必要かどうかなんて個々の作品次第だし、媒体に限らず必要なものは必要。もちろん特別な知識がなくても楽しめる作品なんてごまんとあるだろう。

小説には独特な「行間を読む」という作業が発生し,結果的に大なり小なりの色々な”解釈”を生みます.

漫画やアニメなどの絵で表現する媒体と違い情報量が少ないと言いたいのだろうけど、それらの媒体には小説でいう「地の文」に相当するものがない。

行間っていうのは小説の用語だけど、「行間を読む」のは別に小説に限ったことではない。絵の内容から描写されない部分を読み解くという作業は漫画やアニメでも行われる。

したがってそれを根拠に

認めましょう.

小説を真面目に楽しんで,わいわい批評すること自体,

実際結構ハードルは高いのです!

(他のエンタメと比べて。)

こんなこと言われたってなんの納得もいかない。

 

 

 

そうです.ライトノベルこそが,

そのハードルを下げる工夫を絶えず行い続けた,

一つの”商売形態”なのです!

 

あーそうですかとしか。

前回の記事冒頭で言及した増田もそうだけど、売るためにあえて質を下げたものを作っているって考え、作り手に失礼だとは思わないのだろうか。

自虐のつもりなのかなんなのか知らないが、作品を書いている人も、読んで楽しんでいるにも失礼な言動だと思うのだが。

 

ハードルが高い小説媒体なのに,

ハードル下げて色んな人にわかりやすくして,工夫した結果

簡単に気軽に馬鹿にされるほど台頭したからです.きっと.

 ここまでの前提をすべて認めたとしても、「なぜ楽しむためのハードルが低いとされている漫画やアニメ以上にラノベは馬鹿にされるのか多いのか」という疑問が残る。

これはよく勘違いされているけどライトノベルの中の一要素に原因を求めるなら、同じ要素を内包する別媒体が同様に馬鹿にされないのはおかしい。

 

ライトノベルは何故擁護されるのか?

 

それは普通に考えたら真面目に真っ向勝負で擁護するのには

(知らなきゃいけない事が多すぎて)

ハードルが高い小説媒体なのに,

ハードル下げて色んな人にわかりやすくして,工夫した結果

簡単に気軽に擁護できるほど愛されてしまったからです.きっと.

ラノベを馬鹿にするような意見で少しでも真っ当なものを見たことがないからです。